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CASE取り組み事例

JFAとニチバンによる新規プロジェクト「バトルウィン™ケガ予防クリニック」がスタート~サッカー選手のケガ予防を目的とした共同プロジェクト~

JFAとニチバンによる新規プロジェクト「バトルウィン™ケガ予防クリニック」がスタート~サッカー選手のケガ予防を目的とした共同プロジェクト~

日本サッカー協会(以下、JFA)とJFAソーシャルバリューパートナーのニチバン株式会社(以下、ニチバン)は、2025年9月から新たな価値共創事業「バトルウィン™ケガ予防クリニック」をスタートしました。

 

このプロジェクトは、すべてのサッカー選手が安心して、そして思いきりプレーできる未来を目指すものです。JFAとニチバンの専門講師、そして特別ゲストが全国の高校サッカー部を訪問し、ケガ予防のためのテーピングの重要性や、選手自身で簡単に巻けるテーピングの手技を直接伝授します。

テーピングはケガの予防、再発防止、応急処置、治療処置・リハビリテーションなど様々なシーンで使用されますが、サッカーのプレーヤーにおいては「予防」・「再発防止」でテーピングを使用する選手は全体の2割に満たないと言われています。
※1※「傷害予防としてのテーピングの普及に関する研究」(平成8年 金沢大学教育学部)

 

「バトルウィン™ケガ予防クリニック」は、常勤トレーナーがおらず、自分自身でケガ怪我予防やコンディショニングの知識が必要な高校サッカー部を主な訪問対象校としています。プログラムではテーピング講習に加え、特別ゲストとして参加する元プロサッカー選手によるサッカーとの向き合い方、ケガとの向き合い方に対する意識の向上を目指します。

 

プロジェクト第1回は青山学院高等部(東京都港区)に坪井慶介さん、第2回は東京学館浦安高等学校(千葉県浦安市)に中澤佑二さんが、ニチバン契約トレーナーの並木磨去光さんと共に訪問し、それぞれのサッカー部でプログラムを届け、約120名が足首や膝の予防のテーピングを実践しました。

参加者の声

坪井慶介さん(第1回ゲスト)

1.バトルウィン™ケガ予防クリニックの意義について

自分自身、大きなケガでプレーができなかったこともありました。(実際に予防のテーピング体感してみて)ケガ予防のみならず、パフォーマンスにもいい影響があったと実感しました。学生の段階から学べるというこの貴重な機会を今後に生かしてほしいです。

 

2.予防のテーピングについて

「テーピングは自分ではできない、難しい」という印象がすごくあったので、簡単にケアできることは大事です。ひとりで巻けるということが認知されると良いです。

 

3.高校生へのメッセージ

ケガをすることによって自分自身が後悔してしまうこともあれば、周りの人たちも巻き込んで、後悔が広がっていってしまうことも少なからずあります。自分自身も苦しかったので、そのような経験をなるべくなくしてほしい。そのためにケガ予防のテーピングを使って、チームとして、個人としてパフォーマンスを上げていく手段として活用してほしいです。

 

参加校の学生の声

・テーピング⾃体、「難しいな、⾯倒くさいな」というイメージがあったのですが、今⽇ニチバンさんが考えてくれた様々な部位の簡単なテーピングの巻き⽅を体験してみて、実際にプレーでも効果を実感できました。とても簡単な巻き⽅だったので、取り組みやすかったです。

 

・⼤きなケガをしたことはないのですが、予防という観点で今後も意識していきたいです。

テーピング⾃体は、ひと巻きするだけなので、簡単で取り組みやすいと思いました。

(まとめ)
社会良し:外傷予防の啓発によるケガの件数の削減、通院による医療費の削減
パートナー良し:ケガ予防のためのテーピングという新用途の開発
JFA:ケガを恐れず安心してプレーできる選手の増加

 

ケガ予防クリニック プロジェクトページ:https://www.battlewin.com/jfa_bwclinic/index.html

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