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CASE取り組み事例

「JFA×MS&AD なでしこ”つぼみ”プロジェクト」始動!「地域スポーツ改革カンファレンス」と「なでしこ”つぼみ”フィールド」を水戸にて開催。

「JFA×MS&AD なでしこ”つぼみ”プロジェクト」始動!「地域スポーツ改革カンファレンス」と「なでしこ”つぼみ”フィールド」を水戸にて開催。

中学生女子年代の受け皿となるサッカークラブ設立や運営の支援、事例発信、プレー環境の創出等を目的として、『JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”プロジェクト』が始動。このプロジェクトはJFAと、JFAメジャーパートナーの「MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社」が取り組む価値共創プロジェクトとしてスタート。
第1回目は、11月17日(日)にIFAフットボールセンター(茨城県水戸市)にて、「JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”フィールド」、『JFA×MS&AD地域スポーツ改革カンファレンス』を開催した。

『MS&ADなでしこ”つぼみ”フィールド』開催の背景・開催報告

<背景>
2014年からの10年間で中学生年代のJFA登録選手数は-22.1%と、当該年代の人口減少率(-9.2%)を上回るペースで減少。特に中体連の登録選手数は-38.5%と顕著な減少率を示しており、学校単位で部活動を維持できない状況が進み、地域で受け皿となるクラブをつくり、支えていくことが必要となっている。その中でも女子サッカーにおいては中学生年代の受け皿が少なく、チーム数は同年代男子のわずか2.8%(2023年度)。
JFAは、この課題を解決するために、これまで女子サッカーの支援を通じてDE&I(Diversity, Equity and Inclusion)を推進し、グループ各社で地方創生にも取り組んでいるMS&ADホールディングスと協働し、『JFA×MS&ADなでしこ“つぼみ”プロジェクト』をスタートすることとなった。

JFAとMS&ADホールディングスは今後、本プロジェクトを通じて、中学生年代女子の受け皿となるクラブの創設・運営を支援し、加えて女子中学生を対象としたプレー環境の創出を目指す。

<開催報告>
地元の茨城県、近隣の栃木県、千葉県から合同チームが集まったほか、地震や豪雨で被災した地区である石川県能登の生徒も参加。普段は男子チームに混じって練習したり近隣中学校と合同で練習している女子中学生選手にとって、同年代の女子チームおよびなでしこジャパンOGと試合を経験できる、またとない場となった。
ゲストとして参加したなでしこジャパンのOGゲスト6名は、ピッチに入って共に汗を流し、午前と午後選手と交流。また、プログラムの最後に行われた各チームと元なでしこジャパンチームによるエキシビションマッチには、佐々木女子委員長も出場。参加した女子中学生選手達は貴重な交流試合の場を楽しんだ。

佐々木則夫(公益財団法人日本サッカー協会)女子委員長による、開会宣言
元なでしこジャパンのゲストも中学生女子選手と一緒にピッチで汗を流しプレーを楽しんだ。
右から、川上直子さん、小林弥生さん、矢野喬子さん、宮間あやさん、鮫島彩さん、阪口夢穂さん(以上、元なでしこジャパン)

イベント概要

主催:公益財団法人日本サッカー協会、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
主管:公益財団法人茨城県サッカー協会
場所:IFAフットボールセンター(茨城県水戸市下国井町2201-1)
開催日:2024年11月17日(日)9:30~15:30
参加者:近隣中学校の合同チーム、男子サッカー部に所属している女子選手を集めた合同チーム
参加数:約70名、茨城県、栃木県、千葉県、石川の4地域から合計8チーム
開催形式:
各チームが15分ハーフの交流戦を3試合プレー
ゲストが分担で8チームを担当し、コーチ・選手役として選手たちと交流を深める


『JFA×MS&AD地域スポーツ改革カンファレンス』開催報告

地域スポーツの活性化の取り組みに関心のある自治体、民間スポーツクラブ、指導者を対象として、部活動地域移行や地域クラブの設立・運営、自治体との関わり方などについて、具体的な事例の共有と活発な議論がなされた。
冒頭では影山雅永JFA技術委員長より、世界と比較したJFAの現状や目指すべき日本サッカーの姿を説明。また、“女子サッカーのまち”宣言をしている佐賀県みやき町のクラブ『みやきなでしこクラブ』で昨年まで代表を務めた海堀あゆみさん、部活動の地域移行事例として千葉県柏市教育委員会の相澤智幸さん、地域クラブの事例として一般社団法人福知山ユナイテッド代表の片野翔大さんなどから、それぞれの取り組みが紹介された。終盤には、参加者からの質問に対して、登壇者だけでなく参加した自治体関係者が質問に答えるなど、活発な議論で熱気を帯びたカンファレンスとなった。

影山雅永(公益財団法人日本サッカー協会) 技術委員長
海堀あゆみさん(元なでしこジャパン・元佐賀県みやき町スポーツ政策ダイレクター)

イベント概要

主催:公益財団法人日本サッカー協会、MS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社
協力:公益財団法人茨城県サッカー協会、イマチャレ
場所:JAグループ茨城教育センター(茨城県水戸市下国井町2201-1)※IFAフットボールセンター隣接
開催日:2024年11月17日(日)13:00~16:00
参加者:自治体関係、民間スポーツクラブ関係者、指導者、都道府県サッカー協会関係者
参加人数:約45名
登壇者:
「JFAからのメッセージ」
影山雅永(公益財団法人日本サッカー協会 技術委員長)  
「自治体の動き方・動かし方」                                                                                                                                   
稲垣和希(筑波大学体育スポーツ局 助教/つくば市教育委員会統括コーディネーター)
相澤智幸(柏市教育委員会 学校教育部 指導課 指導主事)
藤﨑紀仁(一般社団法人 柏スポーツ文化推進協会 副代表)       
「地域クラブ創設・運営と部活動地域移行の連携事例」                                                                                                                               
櫻井義孝(株式会社エデュシップ イマチャレ製作委員会 事務局長)
海堀あゆみ(元なでしこジャパン・元佐賀県みやき町スポーツ政策ダイレクター)
片野翔大(一般社団法人福知山ユナイテッド代表兼福知山市教育委員会 統括コーディネーター)

当日の様子はこちらからご確認ください。

JFA PARTNERSHIP PROJECT for DREAM

2050年、ワールドカップ優勝のために。
想いだけでは、優勝できない。
強くなるための、道からつくる。

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

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